3ヶ月以上の期間、留学のためにアメリカに滞在するにはビザが必要です。どのようなビザが必要なのか、また具体的な申請方法まで解説していきます。

もくじ

それでは解説してきます。

1.アメリカ留学に必要なビザの種類(概要)

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引用元:学生ビザ取得サポート

アメリカのビザにははたくさん種類があり、留学を目的として入国する場合に利用できるビザだけでも以下のように複数の種類があります。

学生ビザ(F1)

一般的にアメリカへ留学するときには、このビザが必要です。詳しくは、次の項目で説明します。

ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program: VWP)

観光旅行にはおなじみです。事前にESTAの申請と帰国の航空券を予約済みであることが条件で、90日以下の滞在に利用できます。「留学」といっても期間が短く週18時間以下のコースに参加する場合は、学生ビザを取得しなくてもこのVWPを利用できます。

専門学生ビザ(M)

学位の取得以外の技術習得のための専門学校に通ったり、職業的な教育や訓練を受けたりする際に取得するビザです。Fビザに比べて有効期限は短いです。

交換留学生/ビジネス・トレイニービザ(J)

交換留学生やインターン生向けのビザです。ビザの有効期限は参加するプログラムによって異なります。

2.アメリカ留学で必要な学生ビザ(通称:F1ビザ)とは?

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引用元:Official website of the Department of Homeland Security

学位の取得や英語学習を目的としてフルタイム、週18時間以上のコースに参加する場合は、このビザの取得が必要です。学校から発行される入学許可証『I-20』とこのF1ビザが揃うことで、学生ビザでのアメリカ入国が可能になります。

ビザの有効期限は、1年~5年が多いようです。参加するコースの期間や銀行残高証明書の金額などによって審査され、決定されます。なお就学を目的とするこのビザでは、校内での週20時間以下の労働以外の就労は、認められていません。

3.F1ビザ申請に必要なもの

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引用元:eVISAセンター

書類関連とお金関連にわけてリストアップします。

書類関連

  • I-20:語学学校から発行してもらう入学許可証です。
  • パスポート:原本を提出します。
  • 面接予約確認書:予約手続きの際に印刷しておきます。
  • 本人の写真1枚:6ヶ月以内に撮影した背景白で5cm×5cmの証明写真。ビザの写真に使われます。
  • DS-160 ビザ申請書:アメリカ大使館のサイトで作成して印刷します。※
  • クリアホルダー:申請書類をすべてまとめておきましょう

※DS-160 ビザ申請書に関して
以下の説明を先に読むことと、サイト内で案内されている動画も見ることを強くおすすめします。
» 非移民ビザ申請書作成 | 東京, 日本 – 米国大使館

申請リンクは下記となります。
» Nonimmigrant Visa – Instructions Page

お金関連:合計360ドル

  • ビザ申請料:DS-160 ビザ申請書作成後、面接予約の前に支払います。クレジットカードも利用できます。
  • 英文銀行残高証明書:現地での生活費と学費が十分にあることを証明する物です。
  • SEVIS費用:ビザ申請手続きよりも前に支払います。

上記すべての資料をまとめて入れて、面接の日に提出します。

補足
札幌、福岡で申請する場合は、面接日に提出するのではなく「面接日の1週間前までに郵送」します。詳細はアメリカ大使館のサイトをご覧ください。

4.F1ビザの具体的な申請手続き

I-20
引用元:Boston University Global Programs

ビザ取得までの具体的な手続きの流れは、以下のとおりです。

手順①:I-20を入手する
語学学校にコンタクトを取って入学申込み手続きを行い、授業料を支払ってI-20を発行してもらいます。

手順②:アメリカ大使館のサイトでビザ申請手続きする
ビザ申請書類DS-160を作成する前にSEVIS費用200ドルの支払い手続きが必要です。その後、DS-160作成し、ビザ申請料金160ドルを支払ったのち、面接の予約を行います。

手順③:その他の必要書類を揃える
パスポートの有効期限は、I-20に記載されている期間プラス6ヶ月は必要です。過去10年間に発行されたものがあればそれも必要です。

銀行残高証明書は、英文のものを銀行に依頼して発行してもらいます。面接日から3ヶ月以内の日付になるようにできるとよいようです。日本の証明写真は背景が「ブルー」が一般的ですが、ビザ申請には「白」と指定されていますので注意しましょう。

手順④:予約日にアメリカ大使館へすべての書類を持参して、面接を受ける
当日は、忘れ物がないように十分注意して出かけましょう。面接のあと7~10日ほどで、学生ビザが貼り付けられたパスポートが郵送されてきます。

5.F1ビザ面接日における3つの注意点

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引用元:54歳シニア留学日記

東京のアメリカ大使館の例で説明します。

注意点①:時間に余裕をもって出かけること

予約の時間にむけて、かなり時間の余裕を持って出かけることをおすすめします。
大使館の敷地内に入るときと、建物の中に入るときの最低2回、セキュリティチェックがあります。

学生ビザだけでなくすべての用事で大使館に来た人がこの行列に並びますので、タイミングによっては建物の中に入れるまで1時間以上かかることもあります。なお、予約の時間どおりに建物の中に入れないことは、あまり問題にはならないようです。

注意点②:申請書類はクリアファイルにまとめておくこと

敷地内に入ってからの行列に並んでいる間に係員が回ってきて、申請書類一式をクリアファイルごと回収されます。これで「提出」になりますので、書類はこのときまでに万全にしておきましょう。

注意点③:スマホは持ち込めません。

また、建物の中に入る際には、携帯電話やスマートフォンは持ち込めません(セキュリティチェックで預かられます)。

現代っ子はスマホでメモを書く方が多いですが、アメリカ留学のビザ申請時ではスマホは回収されますのでお気をつけて。またスマホを預けたら、帰りには受け取ることもお忘れなく。

面接ではどんなことを聞かれるのか?と不安になると思いますが、名前を呼ばれて窓口に出向いたあとは申請書の記載内容を確認される程度で、あっけなく終わります。

番外編:学校選び・ビザ取得・航空券手配の正しい順序は?

school
引用元:学校紹介ブログ|ニューヨーク留学のアイリス

下記ステップにて行いましょう。

  • 手順①:語学学校の決定
  • 手順②:I-20の受け取り
  • 手順③:ビザ申請手続き
  • 手順④:ビザの受け取り
  • 手順⑤:航空券手配

一番重要な点は、「航空券手配は一番最後。ビザ受領の後」にすることです。

特に出発日の変更ができない種類の航空券は、予約はしたとしても、ビザが手元に届くまでは購入するべきではありません。自分で申請した場合は特に、思いがけなく書類に不備があって再提出を求められるなど、発給に時間がかかる可能性もあるためです。

なお、学校のコース開始日や入寮日などが指定されている場合にも注意が必要です。ビザの面接日は、アメリカ大使館のサイトで申請手続きした日から数カ月後になることもあります。まずはすべてにおいて、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

以上となります。記事が参考になりましたら幸いです。