アメリカの大学や大学院には、世界200カ国以上から集まった約10万人の留学生がいます。その半分以上は、アジア人と言われていますが、そのほとんどが中国、インド、韓国、サウジアラビアであり、日本から留学している人はまだまだ少ないのが現状です。

逆に言えば、日本人にはチャンスがあると言えます。日本人以外の優秀な人材とコネクションを作り、世界に通用する英語力、交渉力、コミュニケーション力を高めることで、他の日本人が持っていないキャリアを作ることができます。

日本人がアメリカにビジネス留学するにあたり、その種類や留学後のキャリアなどについて紹介します。

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1.アメリカのビジネス留学の種類とは?3パターン解説

1.アメリカのビジネス留学の種類とは?3パターン解説<

①:短期ビジネスプログラム

ビジネス留学と聞くと、会社を辞めてMBAを受けるというイメージがありますが、その場合2年という歳月と多くの投資が必要となります。

しかし、今の会社に働き続けながら、費用もできるだけ抑えてアメリカに留学したいと考えている人も多いはず。実は、会社を辞めずに1週間から参加できるアメリカビジネス留学プログラムがあります。しかも、あのハーバードやスタンフォードなどの超有名大学に留学できます。

プログラムの概要
アメリカへの短期ビジネス留学は、エグゼクティブコースと言われています。自分に合わせた期間、プログラムなどから選ぶことができ、アメリカでは会社の研修として、参加することがあります。

MBAとの違い
MBAとの一番の違いは、学位が取れるかどうかということです。MBAは一般的に2年かけてビジネス全般のことを学びます。その結果として、MBAという学位を授与され、履歴書にも拍がつきます。しかし、エグゼクティブコースは、短期の研修という位置付けですので学位は授与されません。

プログラムの内容
アメリカでは、企業研修の一環としてビジネススクールを使うことが多いため、様々なプログラムが用意されています。特に、短期集中で学ぶため、分野がかなり細かくなっているのが特徴です。そのため、教鞭をとる教授は、MBAを実際に担当している人が勤めています。

このようなプログムラは、各大学のホームページで確認することができます。例えば、ハーバードのプログラムを例に出します。

アメリカにビジネス留学する人が興味のあるマネイジメントの分野ですが、1ヶ月に一回のペースで授業が開講されています。

プログラム名 The Business of Entertainment, Media and Sports
概要 アスリート、ミュージシャン、マネージャーなどのプロフェッショナル向けに、プロジェクトや人をどのようにマネイジメントすべきなのか、ケーススタディをベースに学んでいくコース。プログムラム開始の4週間前に申し込みする必要があります。
期間 4日間
費用 $9,250
プログラム名 Competing on Business Analytics and Big Date
概要 大企業で大きな決定に関わる仕事をしている役員レベル向けのセミナー。数多くある情報を分析し、どのように製品やサービス開発に活かしていくのかを学ぶ内容です。
期間 6日
費用 $12,500
プログラム名 Senior Executive Program-Africa
概要 アフリカでマネイジメントをする人向けのセミナー。具体的にどのように会社を成長させるのか学ぶ内容。
期間 約9ヶ月
費用 $25,000

これらのプログラムは、マネイジメントプログムラの一部ですが、プログラムによって費用や期間、参加できる人が違うのがわかります。

また、マネイジメントだけではなく、リーダーシップ、マーケティング、交渉、イノベーション、グローバリゼーション、ヘルスケア、起業、ファイナンスなど、分野ごとに細くプログラムが用意されています。

これだけ細くプロフェッショナル向けに開講されているプログムラムですし、費用もそれなりにかかりますので、専門用語が飛び交うクラスになるのは容易に想像できます。そのため、知識レベルや経験に加え、せめて相手の言っていることを理解できる英語力が必要となります。

例えば、交渉の授業を受講したとしても、相手が何を言っているかわからなければ、交渉できません。相手の言っていることが最低限わかる英語力が必要でしょう。つまり、今までビジネスで英語を使って実務をしてきた人が対象になるプログラムです。

有名大学

②:1年間のMBAプログラム

MBAといえば、2年間で取得することが多いですが、近年1年でMBAを取得できるコースが多く出てきています。

このコースのメリットは、1年という短期間でMBAの学位が取れるということと、その分学費を抑えることができるということがあります。時間があまりないという方や、費用をできるだけ抑えたいけど、MBAを取得したいという人におすすめです。

プログラムの概要
エグゼクティブコースと違い数日から数週間の内容ではなく、学位としてMBAを取りたいという人向けのプログラムです。ヨーロッパで主に実施されているプログラムであり、Forbesが定めるThe best one-year MBAsでは、上位10校がフランスや、イタリア、イギリスなどのヨーロッパの大学で占められています。これは、アメリカの大学のレベルが低いのではなく、まだアメリカでは1年のMBAプログムラムが少ないことを意味しています。

しかし、近年アメリカでも注目されているプログラムのため、アメリカの大学も取り組み始めています。

内容
1年のMBAコースの中心となるのは、ビジネス全般を広く浅く学ぶコースです。具体的な内容としては、ファイナンシャル、アカウンティング、マネイジメント、マーケティング、経済学、戦略などが含まれています。これらの授業は、必ず取らなければいけない授業であり、通常の2年制のMBAと同じような内容でしょう。

また、これらのメインコースとは別に、企業のコンサルティングを通して学ぶ実戦コースが用意されています。チームに分かれて、クライエントのヒアリング、情報分析、提案までを通して、コンサルティングの全体の流れを学ぶことができます。このような実践プログラムは大学によって内容が違います。自分がMBAでどのようなことを学びたいのか明確にしてから、MBAの大学選びをしましょう。

その他、自分の興味のあるコースをいくつか選ぶことで、自分の専門分野を高めることができます。

費用
気になる費用ですが、大学によって様々です。例えば、アメリカのアイビーリーグの一校コーネル大学の場合は、授業料だけで約$100,000です。大体の授業の相場としては、$700,000〜$100,000あたりでしょう。2年生のMBAもそうですが、有名大学になればなるほど、授業料は高くなる傾向にあります。これに、住居費用、生活費、飛行機代など別途費用がかかります。

申請に必要なもの
大学によって入学条件は違いますが、TOEFLのスコア、GMAT、推薦状、大学の成績、エッセイなどがどの大学も必要になるでしょう。また、これとは別に電話面接を行うところもあります。

1年といってもMBAの学位がもらえるプログムラムであり、入学は簡単ではありません。TOEFL iBTの足切りも90〜100くらいが平均と考えておいた方がいいでしょう。特に超エリート校の場合は、100は最低条件です。

有名大学

③:2年間のMBAプログラム

今や、世界はグローバル化し世界を相手にビジネスをしてかなければいけない時代です。英語が話せることは最低条件になりつつあります。合わせて、世界の人材をマネイジメントする力、困難な状況でも自分に利益を取ることができる交渉力、そしてビジネスの幅広い知識が求められます。

日本国内だけで勉強していてはなかなかつけることができないスキルばかりです。こういった悩みを一発で解決するのが、アメリカのMBA留学です。

プログラムの概要
世界中から集まった社会人経験者と一緒に2年間、ビジネス全般のことを学ぶプログラムです。日本だけではなく、世界中のビジネススクールが展開しているプログラムで、2年間のクラスを終了する事で、MBAという学位を得ることがきます。

プログラムの内容
MBAプログラムは、会社をマネイジメントするために必要なスキルを幅広く学ぶプログラムです。経営に必要なマーケティング、アカウンティング、経営学、ファイナンス、ビジネス戦略、ネゴシエーション、統計学、グローバリゼーションなどに特化しています。大学によって、得意な分野やカリキュラムは若干違うところはありますが、このような内容を2年かけて勉強します。

大学によっては、海外の企業への視察を行ったり、クラスでグループを作り、企業のコンサルティングを行ったり、ユニークなプログラムが多く用意されています。

費用
費用といっても、大学のレベルによってピンからキリまであります。ハーバードやスタンフォードなどの有名大学であれば、$100,000くらいはかかりますし、中堅であればその半分くらいでしょう。これに現地の生活費や、寮費、飛行機代がかかることになります。

申請に必要なもの
1年のMBAと費用な書類については変わりません。TOEFLやGMAT、推薦状、エッセイ、大学の成績。大学によっては電話面接があります。TOEFLのスコアも、有名大学であれば100点以上、中堅であれば80以上とばらつきがあります。

1年MBAとの違い
1年のMBAプログラムと大きく違うのは、より時間をかけて学ぶことができる点と、インターンシップをする時間があるということです。1年間の留学というのは、期間が短いため、現地の生活や授業に慣れて終わりということがあります。特に、アメリカに留学した経験がない人は、気がついたら1年終わっていたということになりかねません。より、専門的な経営の知識を身につけるためには、2年という期間は必要と言えます。

また、アメリカで就職を考えているようであれば、インターンシップの時間が取れることが大きなメリットになります。私費で留学している人は、MBAを終えた後に戻る場所がありません。できれば在学中に就職先を探しておきたいものです。

アメリカでは、雇用するかどうかの一つの基準として、インターンシップを活用しています。2年間の在学中の長期休みを利用して、インターンシップを行いながら就職先を探すことができるのは、大きなメリットでしょう。

2.英語力がないとアメリカでビジネス留学はできないのか?

2.英語力がないとアメリカでビジネス留学はできないのか?

アメリカにビジネス留学する時に誰もが心配するのが、英語力と資金です。この二つは、留学するために必ずクリアしなければいけません。資金については、費用を会社に出してもらったり、自分で貯めたり、援助をもらったりすることで達成できるかもしれません。

しかし、英語力については努力をしなければ伸びることがありません。会社に通いながら毎日英語を勉強するのは大変ですよね。MBAのクラスでは、英語が日常会話レベルでできることが当然ですが、専門的な知識と単語力も求められます。そんなは英語力すぐには身につきませんが、勉強を継続すればできるようになります。英語の対策方法を簡単に紹介します。

英語力のない場合の解決策①:留学前から勉強しておく

出願前から英語の勉強をしておきましょう。特に足切りの対象になるTOEFLの勉強と、面接に必要なスピーキングとヒアリングについては別々で対策が必要です。

TOEFLについては、センター試験や英検のように、ある程度型が決まっているので、英語がある程度できる人は、数をこなしながら、型を覚えていけば自分で勉強できます。

ただ、面接の練習は一人ではできませんので、専門の学校や家庭教師をうまく使うといいでしょう。面接を行う目的は、書面だけでは見えない人間性を確認するために行います。時間は、だいたい30分〜1時間ほどです。面接の相手が言っていることを正しく理解し、説得力のある言葉で答える必要があります。
友人や学校などのフィードバックをききながら進めていくといいでしょう。

英語力のない場合の解決策②:アメリカの語学学校で勉強する

英語が全くできないという人は、アメリカの語学学校に留学する方法があります。アメリカの語学学校では、TOEFLのスコアを伸ばすために作られているカリキュラムを持っている学校があり、自分で勉強するよりも効率よく点数を伸ばすことができます。TOELFやGMATなどのコースが整っている学校を都市別で紹介しますので、参考にしてみてください。

ニューヨーク:Rennert Bilingual New York

1ヶ月の学費目安 $1,540(半日クラス)

ニューヨークのグランドセントラルから5分ほどの距離にある名門校。少人数生で授業を進める数少ない学校。授業の質の高さで評判の語学学校で、とりわけビジネス英語のレベルが高い。英語+αコースも充実しており、様々な留学生に人気。

シカゴ:KAPLAN International Chicago

1ヶ月の学費目安 $1,760(半日クラス)

Kaplanは試験対策の得意な学校です。TOEFLはもちろん、GMATやGREなどのコースもあり、大学や大学院進学を検討されている方が多いのが特徴です。

シアトル:KAPLAN International Seattle

1ヶ月の学費目安 $1,760(半日クラス)

カプランは試験対策に強く、TOEFLはもちろん、GMATやGREといった大学や大学院に入学するための講座も広く開講しているアカデミックな学校です。シアトル校はダウンタウンに位置し利便性の高いエリアにあります。2014年に引っ越したばかりの新校舎です。日本人が少ないのも嬉しい点。

サンフランシスコ:Language Studies International San Francisco/Berkeley

1ヶ月の学費目安 $1,320(半日クラス)

1965年ロンドンで創立、世界11カ国に語学学校を持つ語学教育機関です。創立以来、Learn and Live the Languageをモットーに、コミュニカティブメソッドを基本とし、身に付くレッスンのご提供を心掛けて参りました。一般英語はもちろんビジネス英語レッスンにも定評があります。コース開始日のレベル分けにより個々の学生のニーズに応じた指導を行います。

サンディエゴ:College of English Language San Diego(CEL)

1ヶ月の学費目安 $1,080(半日クラス)

CEL, College of English Language は、カリフォルニアの2大ビーチリゾートであるサンディエゴとサンタモニカの絶好のロケーションにキャンパスを持つ、老舗の語学学校です。英会話力を伸ば す「一般英語コース」、TOEFL、TOEIC、ケンブリッジ英検の「試験対策コース」、「ビジネス英語コース」、「スポーツ留学」など様々なコースがあり、1クラスの平均人数が7名の少人数クラスで授業を行っています。

3.アメリカでビジネス留学した後のキャリアとは?

3.アメリカでビジネス留学した後のキャリアとは?

アメリカでビジネス留学をする目的の一つとして、キャリアップがあります。会社の費用で留学している人は、会社に戻った後に、ポジションが用意されているでしょう。一方、私費で留学した人には、戻る場所がありませんので、在学中に就職先を見つける必要があります。アメリカにビジネス留学した人が、どのようなキャリアを辿ることができるのか紹介します。

①:アメリカ国内でのキャリアアップ

アメリカでMBAを取得したら、日本ではなくアメリカで就職をしたいと考える人が多いのではないでしょうか。まず、初めに言っておくと、アメリカに就職するのは簡単ではありません。

就職先を探しても見つからず、母国に戻る留学生も多くいるのが現状です。英語のコミュニケーションに問題を抱えていたり、他に優秀なキャリアを持った人材がいたり、様々な要因があります。企業の人事からすれば、同じキャリアで、英語がネイティブレベルの人材とビジネスレベルの人材で、しかもビザがないとなれば、前者を採用するでしょう。そのため、留学生という時点でハンディキャップを抱えています。

アメリカ人や他の留学生に負けないためにも、現地で就職するために一番重要なのは、日本での実務経験でしょう。しかも、実績があればあるほど好ましいです。アメリカにはMBAを取得した学生がたくさんいます。その経験が、他の求職者と差別化できるポイントなり、企業が求めているものと合えば、就職先は見つかるかもしれません。

狙い目としては、これから日本へ進出を考えている企業がいいかもしれません。その企業の日本進出のサポートをするような仕事です。日本のことや、業界のことに精通していれば、それは他のアメリカ人や留学生にない魅力になります。

▶アメリカで働くために必ず抑えておきたい事

②:日本に帰国し外資系に就職

日本企業で働きたくないけど、仕事が見つからないという人には、外資系で働くことをおすすめします。MBAの目的は、経営に必要な多角的なスキルを身につけることですので、その力を使える企業がいいでしょう。日本企業の場合、大きな決断権をする機会があまりありません。

日本で働くということであれば、外資系に勤めた方が学んだ力を発揮することができるでしょう。アメリカ本社とのやり取りもありますし、実力があれば転職しながらキャリアアップをすることができます。

③:アジア諸国への就職

アメリカやヨーロッパなどで働きたくない人には、アジアでの就職をおすすめします。特に、香港やシンガポールといった外資系が集まり英語をビジネスの公用語としている国々です。アジアで働くというと、キャリアアップではなく、キャリアダウンと感じる人がいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。

特にシンガポールは、アメリカやヨーロッパの企業が、アセアンやアジアの統括として支社を置いていることがあります。そこでは、アジアの戦略を立案したり、本社からの指示をそれぞれの国へ出したりなど、アジア地域の総括を行うことも少なくなりません。そのため、公用語は英語であり、ビジネス風土もアメリカに近いものがあります。本社から出向してきている人もいます。

また、結果を出せばアメリカ本社やヨーロッパ本社へ行くこともできる会社もあるため、キャリアップを目指したい人には、アジアから海外就職を始めるのもいい選択肢でしょう。

以上、アメリカのビジネス留学について紹介しました。ビジネス留学といっても、種類は様々で短期のものから長期のものがあることが、わかったのではないでしょうか?会社を辞めるつもりはないけど、自分の専門性を高め、海外のビジネスパーソンと切磋琢磨したいということであれば、短期のエグゼクティブコースに参加するのがいいでしょう。また、どうしても学位を取ってこれからのキャリアップに繋げたいということであれば、MBA留学をおすすめします。

どちらにしろ、今後は、日本の企業も外に出ていかなければいけません。現在は、アメリカに留学する日本人は少ないですが、個人としてのスキルを高め、世界で通じる人材になるため、MBAやビジネス留学をする人は増えて行くのではないでしょうか。

▶アジア就職を目指すなら、どこに留学するのが良い?【分析】