急速な国際化が進む中で、高校から留学にチャレンジする学生が増えてきています。

留学といえば夏休みや冬休みといった長期休暇を利用した短期留学を思い浮かべる人も多いのでは?

では、長期的な高校留学はどういったプロセスが必要なのでしょうか?

今回は、高校留学を検討している方に向けて、対象年齢や期間、受け入れ国別のポイントを確認していきましょう。

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高校留学ってなに?

これまでの「高校留学」といえば、1~2週間程度の高校体験、もしくは一年間の交換留学をする短期留学がほとんどでした。

しかし最近では、短期の高校体験や交換留学ではなく、日本の高校に在籍しながら、海外の高校に留学するケースが増えてきています。

在籍中に最長1年間まで休学し、私費留学する形で海外の高校に留学するのが特徴です。

日本政府は留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」に力を入れています。

高校留学を対象に、奨学金を支給するサポートも積極的に行っているも嬉しいポイント。

海外で履修した単位は36単位までは、日本の高校の単位として認定されるようになっています。

どんなプランがあるの?

「高校留学」の種類は、「短期留学・サマースクール」、「交換留学」、「正規留学」に分かれます。

「交換留学」とは、学校や交換留学団体などで提供されているプログラムのことで、留学期間は1年間です。

留学先や内容は運営団体によって決められており、選考試験に合格すると参加できます。

「正規留学」の場合は、日本の高校を休学して、私費留学の形で海外の高校に留学することです。

私費留学の場合は、留学する国や地域、高校、留学期間を自由に決めることができるのがポイント。
  
在籍している高校に相談しながら、休学する期間を3ヶ月、6ヶ月、1年間程度決めていきます。

留学生を多く受け入れている高校は、通常の授業の他に英語力を身につけるESLコースを用意しています。

日本にいる時から、英語力を高めておくと高校の授業にも付いて行きやすくなるでしょう。

高校留学の期間は?

高校留学の期間は、留学のスタイルや個人の希望によって異なります。

1週間から1ヶ月程度の短期留学もあれば、1年から2年の長期留学を選ぶ人もいます。

最も長い留学は、留学先でそのままハイスクールを卒業するパターンです。

多くのケースは、日本の高校を休学し、1年間または2年間の留学をして、帰国後に国内の高校を卒業する人が多いようです。

高校留学の期間は、費用の面でもよく考慮する必要があります。

数週間程度の短期留学ならば50万円前後(生活費も含む)、海外の高校を卒業する場合は、年間約500万円はかかってきます。

高校留学の最適な期間は費用もよく考えて決めるようにしましょう。

初めて海外の場合は、高校生本人の精神的なストレスも大きいです。

まずは無理をせず、1週間から1ヶ月程度の短期留学を体験してみると良いでしょう。

夏休みや長期休暇を利用して、英語の学習と海外の生活に慣れるために、短期留学プログラムに参加してみてはいかがでしょうか。

高校留学に参加可能な年齢は?

現地の高校に入学する年齢は、受け入れ国や滞在方法によっても異なります。

日本と海外の中学・高校では、教育システムが異なるため、注意が必要です。

海外の高校は中学の延長となり、日本の中学1年生~高校3年生までを「7年生~12年生」と繋げて呼びます。

海外の高校を卒業する目的の場合は、語学力により卒業に遅れをとってしまうケースも多く見られます。

中学3年生から留学し始めると、語学力が見に付き、4年間で高校を卒業することができるでしょう。

高校留学が有利になるような受験方法(AO入試など?)

近年、日本の大学では、AO入試・帰国子女入試を採用するケースが増加傾向にあります。

AO入試・帰国子女入試を実施している大学は、東京大学、京都大学、一橋大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学などの有名大学が挙げられます。

AO入試は一般入試と異なり、帰国子女や特別な資格を持つ人が評価される入試制度です。

高校留学の経験がある人はTOEICTOEFLなど英語資格のハイスコアを保有しているケースが多いです。

AO入試・帰国子女入試では、TOEICやTOEFLのハイスコアは評価されやすいため、高校留学生は有利になると言えます。

もちろん、高校留学中に英語力を高めてハイスコアを取れるように努力することが大切です。

帰国子女入試とは、留学生や海外生活をした学生を対象に、語学力と学力テストで測る試験のことです。

留学中に英語力がぐんと上がれば、進学する大学の選択肢を広げることができるでしょう。

高校留学中の受験対策

高校留学中には、有利となるAO入試・帰国子女枠を意識した受験対策をすすめることが大切です。

高校留学生には、国際教養、外国語、グローバル教養を学べる学部・学科が人気です。

大学卒業後は国際的な企業への就職やグローバルな仕事に従事できるチャンスがあります。

入試までに高校留学中に準備しておきたいことは高校生活を振り返り、面接対策をしておくことです。

AO入試・帰国子女入試の面接では、留学中に何を活動をして、どう成長することができたのかアピールする必要があります。

TOEICTOEFL、SAT Reasonig Testのスコアはもちろんのこと、面接での個性や熱意も重要ポイントです。

明確な目的を持っている人は合格に近づくことができるので、自分の言葉で夢や目標を語れるように準備しておきましょう。

高校留学後の大学進学実績

高校留学後は、日本の大学へ進学する、または海外の大学へ進学する選択肢があります。

海外の高校を卒業、または卒業見込みである人が日本の大学へ進学する場合、AO入試または帰国子女入試が一般的です。

留学期間は2年~3年以上とするところが多く、東京大学、一橋大学、早稲田大学(法・教育・理)は3年以上を義務付けられています。

受験したい大学、学部・学科の受験方法、選抜方法、募集人数、出願状況をよく確認しておきましょう。

そして、高校留学後は、帰国せずにそのまま海外の大学進学を決める人も多く見られます。

実際に、交換留学・私費留学により高校留学した人の約15%は海外の大学へ進学しているのです。

受験資格を満たすことができれば、高校とは異なる国の大学へも進学することも可能です。

高校校留学後は、海外の大学へ進学することも選択肢の1つとなるでしょう。

高校留学の受入れている国について

ここからは、国別に高校留学の特徴を見ていきましょう。

ニュージーランド

高校留学の特徴

  • ニュージーランドの高校はセカンダリー・スクール Year9~Year13(通常13歳~18歳)まで
  • 高校は全て政府の許可を受けている
  • 公立、私立、ミッション系から選べる
  • 全体の約90%は公立校
  • 日本人留学生のほとんどは公立校に入学
  • 公立・私立共に高水準の授業が受けられる
  • 私立高校は宗教教育を重視する

留学期間

  • 夏休みや春休みを利用した短期留学は3ヶ月未満
  • 1年留学は高校1,2年生におすすめ
  • 現地の高校を卒業することを目的とした留学(卒業留学)
  • 長期留学は中学3年を卒業後に留学するのが理想的
  • 長期留学の前に現地の高校の雰囲気を知るために短期留学しておくと良い

選択科目

  • ほとんどの高校は選択単位制
  • 学生のレベル・能力によって選択科目を決められる
  • 留学生向けに英語力を高める英語の授業ESL,ESOLあり
  • 語学学校「高校進学準備コース」は長期留学前の準備におすすめ

アメリカ

高校留学の特徴

  • 交換留学プログラムに応募する、または自費でアメリカの高校への入学手続きをする
  • 交換留学生はホストファミリーと暮らすのが一般的
  • 公立・私立の高校から選択する
  • 交換留学の費用は約120万〜150万円
  • 私立高校入学には入学適性試験あり
  • 公立高校の1年間の費用は$3,000〜$10,000
  • 滞在方法は寮かホームステイ
  • 日本の高校で単位が認定されない場合は休学・留年に注意する

留学期間

  • 交換留学は1年間
  • 私費留学は3ヶ月~1年以上

選択科目

  • 必修科目の他、自分の希望にあった科目を自由に選択可能
  • 卒業までに決められた単位数を満たす
  • 条件を満たせば学年を飛ばして進級できる
  • 科目ごとに個人が別の教室へ移動して授業を受ける
  • 進級するには1年間で習得すべき最低の単位数を取る
  • 英語力が足りない人はELS(English as a Second Language)のプログラムがある高校がおすすめ

オーストラリア

高校留学の特徴

  • 私立、公立の高校に分かれる
  • 公立・州立高校は全体の80%
  • 公立高校への留学が人気
  • 1月・4月・7月・10月に始まり12月中旬に終了する
  • 4学期制(4ターム制)
  • 私立は卒業までに2,000万円の費用がかかる
  • 公立校は州内学区の条件がある

留学期間

  • 短期留学(1ヵ月以内)は夏休みや長期休暇を利用
  • 長期留学は1年以上
  • 大学進学の準備には1年

選択科目

  • 幅広い選択科目の中から自らの将来につながる分野を選択する
  • 教育の質が一定水準を保証されている
  • 生徒の個々の個性を尊重する教育方針
  • 英語強化のために高校準備コース・HSP(High School Preparation)あり

カナダ

高校留学の特徴

  • 学費がリーズナブルな公立校へ通うことができる
  • 公立高校に入学できるタイミングは9月または2月
  • 卒業は6月末
  • 高校学校によってリニア制(入学時期が年に1度)とセメスター制(入学時期が年に2、3度)あり

留学期間

  • 中学校を3月に卒業してから最短約5ヶ月後にカナダでの高校生活が始まる

選択科目

  • 州によって教育システムが異なる
  • 日本の高校2年生にあたるYear11から進学コースと就職コースとに分かれ
  • 公立校もESLもカリキュラム化されている
  • 公立高校では1年間で8科目を履修する

高校留学の滞在先は?

高校留学の滞在先は、ホームステイが約90%となっています。

ホームステイのメリットは、現地の家庭で暮らしながらその土地の文化や習慣を学ぶことができることです。

高校生は適応性も高いため、初めは語学に自信がなくても徐々に慣れていき、コミュニケーションを取れるようになります。

高校留学の滞在先は、他にも学生寮が挙げられますが、学生寮を持っている高校はほとんどが私立になります。

全寮制の高校は規律を重んじる校風が多く、食事時間、起床・消灯時間、自由時間まで細かく決められています。

学生寮はほとんどの場合はシェアですが、一人部屋を用意している寮もあります。

寮生活は事前に選びなければ、プライバシーが守られない、騒がしい環境の場所もあるため、慎重に選ぶことが大切です。

高校留学の不安と解消法


 
高校留学は、高校生本人も親子さんの立場から見ても、不安と緊張が入り混じった気持ちになるはず。

なるべく早く現地に慣れて、楽しく過ごしながら学力を身につけるにはどうすれば良いでしょうか?

親の不安と解消法(子供と離れる不安、経済面)

日本では高校生はまだ親の保護下にあり、大人よりも子供として扱われことが多くあります。

空港で高校生のお子様を見送った後は、不安と心配な気持ちで居ても立ってもいられなくなるかもしれません。

しかし、海外では高校生も自立した人間として扱われることが多く、特に英語圏では高校卒業後に親元を離れるのが一般的てす。

そのような環境の中で高校生活を過ごしていると、自然と自立心が養われて、精神的に大人になるはずです。

知らない異国の地へ我が子を送り出す勇気は並大抵のものではありませんが、返ってくるものはそれ以上の価値があります。

高校生は柔軟性が高いため、ホームステイ先や学校の環境も慣れやすく、文化やライフスタイルの違いを受け入れるスピードも早いです。

「お金は足りているか…」と気になったらキリがありませんが、状況に合った金銭感覚も身つけることもできるようになるので大丈夫です。

あまり心配しすぎずに、高校留学は成長のチャンスと受け止めて、優しく見守るように心がけましょう。

子供の不安と解消法(海外単身生活、英語力など)

高校生本人の一番の心配事は英語力に不安がある人が多く見られます。

自分の英語レベルが現地で通じるか、学校の授業についていけるか、など不安は多いでしょう。

英語圏は多くの人種が住んでいて、移民も多いですから、完璧さを求める必要はありません。

発音が悪くても文法を間違えても、恥ずかしがらずに話し続けるうちに、英語も上達していきます。

多くの高校では、英語に自信のない留学生のためにELSプログラムを準備しています。

留学生同士の集まりやサークル、学校が主催するイベントに参加して、励まし合いながら努力しましょう。

高校留学の失敗体験

高校留学のよくある失敗談としては、日本に帰国後に進路をどうするか分からなくってしまうケースが見られます。

無事に高校を卒業できても、希望の大学・学部に帰国子女枠があるか、または海外大学へ進むのか検討しなければなりません。

高校留学でネイティブ並の英語力をつけて必要な条件を満たせば、英語圏の大学も視野に入れることができます。

留学前から高校卒業後の進路についてもきちんと計画することが大切です。

特に1年未満の高校留学の場合は、帰国後に日本の学校に復学することになるため、計画的に進めていきましょう。

高校留学はこんな人におすすめ

以下に一つでも当てはまる人は高校留学にチャレンジする価値がありますよ。

  • 英語を話せるようになりたい
  • 海外でも同年代の友達をつくりたい
  • 日本の高校で単位認定される留学をしたい
  • 親元から遠く離れ生活して自立性を高めたい
  • 海外の大学に進学したい
  • 将来は真の国際人になりたい
  • 教育環境が恵まれている高校で学びたい
  • 長期留学してスポーツや社会活動も体験したい

まとめ

今回は、高校留学の基礎知識について解説して行きました。

近年は、国が留学を推し進めている影響もあり、高校生から留学するケースが増えてきています。

留学先の国や地域、学校選び、留学期間、滞在先など準備にも時間がかかるので、早めに情報収集することも大切です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
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