アメリカ留学中に一時帰国する際の注意点とは?航空券手配も解説

アメリカ留学中に一時帰国する際の注意点とは?航空券手配も解説

アメリカ留学中に一時帰国する際には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?

当記事では、アメリカ出国時に学生ビザを無効にしてしまわないための注意点や、現地発の航空券の手配方法など、一時帰国するときに役立つ情報を提供しています。留学中の一時帰国についてポイントを知りたい方にはおすすめの記事です。

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1.アメリカ留学から一時帰国をする前に絶対に忘れてはいけない手続き


学生ビザでアメリカに滞在している人にとって、パスポートと同様に大切なのがI-20。一時帰国する際には、行きも帰りもI-20を必ず持参することを忘れないでください。(私の友人に、空港に着いてからI-20を忘れたことに気づいて、飛行機に乗り遅れた人が実際にいます。でも出国前に気づいてよかったです。)

なお、出国前にはI-20に、「この人はこの学校に在学中です」と証明するためのサインを学校からもらっておく必要があります。学校が休みに入ってからこのことにもし気づいても、特別対応などしてくれるわけはなく、となると出国もできないことになりますので、サインは早めにもらっておくとよいと思います。

I-20を持参するのを忘れたり、学校のサインがないI-20を持って出国した場合は、I-20は出国時点で無効になってしまいます。パスポートに貼りつけられた学生ビザの有効期限がまだ先だとしても、そのビザでアメリカに再入国することはできません。十分に注意しましょう。

なおこのことは一時帰国に限らず、短期の旅行でアメリカ国外に出る場合にも必要になります。ぜひ覚えておきましょう。
参考:アメリカ留学中、旅行はできる?旅行時期・おすすめの旅行先・費用まとめ

I-20が無効になってしまったときの対処方法は?

それでも忘れてしまって、出国後にI-20が無効になったことに気づいてしまったときには、学校に連絡してI-20を再発行してもらうしかないようです。また、新しいI-20を使うということは、アメリカ大使館へ再度SEVIS費用の支払いもしなければならないことになります。

学校側の移民局への手続きもあると思いますので、I-20が再発行されて手元に届くまでは、ある程度の日数がかかることが予想されます。詳しくは各学校に確認してください。

予定していた飛行機で留学先に戻ることはできなくなりますので、航空券も買い直ししなければならないです。日数だけでなく出費も数万円単位になるのは痛いですね。そうならないためには、事前の情報収集と対応が重要なことになります。

なお一時帰国のときにはあまり心配する必要はないかもしれませんが、ついでに情報として書いておくと、パスポートについている学生ビザは、有効期限内でもアメリカ出国後5ヵ月経過すると無効になるそうです。

2.アメリカ留学中の一時帰国、みんなはどんな理由でしているの?

学校が長く休みになる年末

クリスマスは、日本では恋人と過ごすロマンチックな日とされていますが、本来は家族で過ごす日です。日本でいうお正月のような位置づけと言えば分かりやすいでしょうか。学校は、クリスマスに向けて12月中旬からお休みになります。

たいていの外国人留学生は家族と過ごすために一時帰国したり、現地の親類と過ごすことにしたりする人が多いです。そのことを知ると、特に予定していなかった人たちも「じゃあ私も一時帰国しようかな」という流れになるようです。

なお、お正月の習慣のないアメリカの年初めは早いです。12月31日深夜に「ハッピーニューイヤー!」と盛り上がって、1月1日の日中は休息日。そして1月2日からは完全に「平日」に戻ります。私が通っていた学校も、授業は1月2日から開始でした!「お正月気分でのんびり」は日本だけの習慣。留学する年には、のんびりはしていられないことになります。

ホームシックになったとき

もうどうしようもないほど留学生活がつらくなってしまったときは、一時帰国することで改善する場合があります。
参考:「社会人留学でもホームシックになることはある?原因は?対処方法は?」

私の友人のブラジル人も、国の両親や親しい親類に会いたいと悲しそうにしていた時期がしばらくありました。旦那様の転勤でニューヨークについてきて私と同じ語学学校に通っていた彼女には、留学生活だけではないストレスもあったのでしょう。思い切ってラブラブの旦那様を置いて一時帰国し、元気を取り戻してまたニューヨークに戻ってきました。

ちょっと変わったところでは、歯の治療や美容院に行くため

映画やドラマの中では最先端の高い技術ばかりが紹介されていて、最高の施術を受けられそうなイメージが浸透しているアメリカですが、住んでみるとあまりにもいろんなことが大雑把で適当すぎる現実に直面します。映画やドラマはやっぱりフィクション、現実でも同じになるとは到底思えません。

大雑把に対応されると困ることは、日本でするのが一番。アメリカの技術なんて信用できない。また、歯の治療は旅行保険や留学保険では保障の対象外になっていて、アメリカで治療を受けようとすると費用が高額になります。そんなこともあり、歯の治療が必要になって一時帰国する人は実際にけっこういるようです。

私は歯の治療は留学前に完全に済ませてから発ちましたが、美容院については、ニューヨークの美容師さんは信用できない気がしてしまい、一時帰国したついでに髪を切りに行きました。と、ニューヨークに戻った直後、地下鉄の駅で電車を待っているときに、「どこの美容院で髪切ったの?」と見知らぬ男性に声をかけられました。

「日本の美容院」と答えると、「こんなにパーフェクトなカットは初めて見た」と感心されました。彼は多分美容関係者だったのでしょう。日本人の技術は素晴らしいのだなと、ここでも再認識することになりました。

3.アメリカ留学で一時帰国のときの航空券は、どう手配する?


出発地が外国となる航空券の手配。考えてみるとあまり機会がないことですよね。日本出発のときに利用した旅行会社では日本発着航空券しか買えないので、現地で現地の旅行会社で手配することになります。ただ実際のところ、選択肢はひとつではありません。

出発時に一時帰国を予定して手配してしまう

留学に向けて出発するときに既に一時帰国の日程を決めて、その日程で往復航空券として、日本で手配してしまう方法があります。この場合は日本発着航空券となるため難しいことはありません。留学先に戻るときにはまた、最初の出発の時同様に次の航空券を手配することになります。

年末年始の一時帰国の場合、留学先に戻る日は授業開始日次第。開始日は学校に問い合わせれば分かります。早い時期に出発日を確定できることになりますので、航空券手配も早期購入することで格安になる、日程変更不可のチケットを選んでよいことになると思います。
参考:「アメリカ留学に向けた格安航空券の探し方と購入方法、リスクの解説」

現地出発の往復航空券を手配する

出発のときに使った往復航空券の復路破棄などをして帰国の航空券を持っていない場合や、オープンチケットの復路をまだ使わない場合は、単純に現地出発の往復航空券を手配することになります。
航空券徹底比較『スカイスキャナー』

日本の旅行会社の現地窓口がおすすめ

私も、外国が発着地の航空券手配は留学中のこのときが初めてでした。航空券には細かいルールや制限があることは知っていたため、それを英語ですべて理解して正しく使えるかどうか不安でした。またこちらの希望どおり正しく手配してもらえるかどうかも大きく疑問でした。このため、近所の旅行会社の窓口ではなく、JTBニューヨーク支店にEメールで、日本語で問い合わせをしました。日本人の方から日本語で返信があったため、その先は日本で手配するのと同様に手続きできて楽でした。

現在は各航空会社のウェブサイトからも手配ができますが、日本の大手旅行会社はアメリカ各都市にも支店があります。無理せず日本語で問い合わせしてしまったほうが早くて楽で確実だと思います。

価格は、日本行きのピークシーズン/オフシーズンというものもないため、日本の旅行会社だと特別高いといったようなことはありません。発券手続きといってもEチケットだし、支払いはクレジットカードでOK。すべてメールと電話のやり取りで完結します。久しぶりの日本人的対応のきめ細かさにも、きっと感激することになると思いますよ。

以上、この記事が留学先からの一時帰国を検討する際、できるだけ早い時期に読まれて参考になれば幸いです。

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