【徹底解説】ニュージーランド留学に必要な3つのビザ解説【目的別】

【徹底解説】ニュージーランド留学に必要な3つのビザ解説【目的別】

自然豊かなニュージーランド!あなたは憧れの地で働きたい?それとも勉強したい?旅行を楽しみたい?

ニュージーランドに留学する場合、期間や目的などによって、取得すべきビザが異なります。主に使われる「ワーキングホリデービザ」、「訪問者ビザ」「学生ビザ」の特徴や申請方法などについて解説していきます。

※本記事はかなり詳細に解説していますが、海外が初めてならエージェントに相談した方が安心です。当サイトのカウンセラーが無料でお答えできますのでお気軽にお問合わせください。

1.ニュージーランド留学に関するビザは主に3種類ある

ニュージーランドに入国する際、3ヵ月以内の観光や留学目的ならば、基本的には、パスポートと往復航空券で入国でき、ビザはとくに必要はありません。しかし、3か月以上のニュージーランド留学にはビザが必要となってきます。

ニュージーランドに住むには、就労ビザ(Work Visa)、永住、パートナーシップ制度のビザなど7種類以上のビザがありますが、目的が学校での勉強という留学の場合は、主に学生ビザ(Student Visa)、ワーキング・ホリデービザ、訪問ビザ(Visitor Visa)のどれかを取得することになります。3つのビザの違いや特徴、申請方法などを見ていきます。

2.3か月以内のニュージーランド留学なら申請不要の訪問(観光)ビザで行ける

3ヵ月以内の短期留学ならば、ビザの申請は必要なくパスポート、往復航空券、滞在費があれば入国可能です。

申請不要の観光ビザで入国する場合

ニュージーランドへの入国目的が留学、観光で3ヵ月以内の滞在であれば申請は不要です。ただし、留学中にニュージーランドで働くことはできません。

パスポート
滞在日数+3ヵ月以上の有効期限があればOKです。ギリギリの場合は、有効期限が切れる1年前から更新手続きは可能となっていますので、更新してから行く方が安心です。

航空券
往復分の航空券、出国先は行きと違う国でもOkです。片道航空券だけでは、観光ビザでは入国できないので気をつけましょう。

3か月以上の長期留学の場合は、訪問者ビザを申請する必要があります。

訪問者(観光)ビザの申請

ニュージーランドに3か月以上、9か月以内の観光や留学を目的とした場合には、訪問者ビザの申請が必要となります。ただし、訪問者ビザの場合は、申請した期間に全ての日数で学校へ行くということはできませんし、働くこともできません。訪問者ビザでは、学校に行ける期間は3カ月となっています。そのため、訪問者ビザは、1か月~3ヵ月ほど語学学校や大学へ短期留学、残り1か月~半年は観光をしたいという方などが申請することになります。

訪問者ビザの必要書類

訪問者ビザの申請には下記の書類が必要とされています。

  • パスポート(原本とパスポートの写し)
  • 証明写真
  • 訪問者光ビザ申請用紙
  • 預金残高証明書
  • 往復航空券
  • 入学証明書

パスポート
パスポートは滞在日数+3ヵ月以上が必要です。提出には、パスポートの写しが必要になり、顔写真のページが2部、ビザや出入国スタンプ用のページ、全てを1部ずつ必要になります。

証明写真
パスポートサイズのものを2枚

往復航空券
第3国でも良いので、出国時の航空券が必要になります。出国先が決まっていない人は、捨てチケットの活用も考えるかもしれませんが、その場合、出国先がビザが必要な国の場合、出国先のビザの提示も必要になるので、選ぶ国に注意しましょう。

ビザ申請用紙
郵送や窓口で申請する場合に必要になります。ネット上でダウンロードが可能なので、ダウンロードして申請するのが簡単です。なお訪問者ビザは、オンライン申請も可能で、その場合は、フォームに必要事項を入力するため、申請用紙は必要ありません。

預金残高証明書
留学中の滞在費があることを証明するために、留学生本人名義で1ヵ月以内に発行された、銀行口座の残高証明書が必要になります。必要最低限の基準は、1ヵ月の滞在につき約1000NZドル以上となっています。2017年10月現在で1NZドル、78円なので78000円以上、大体8万円を目安とするとよいでしょう。希望すれば、各金融機関で英語の預金残高証明書を発行してもらえます。

入学証明書
学校へ行く場合は必要となります。学校のサインや就学期間、コースなどが記載されています。

上記に加え、半年以上滞在予定の方は、ニュージーランド移民局指定病院にて、胸部レントゲン検査や健康診断、また、場合によっては、県警察本部へ申請して犯罪経歴証明書が必要になることがあります。提出書類は全て英語で、日本語で作成されたものについては、別途英文訳を添付しましょう。証明写真以外は、書類の写しを提出となるので、作成しておきます。

申請方法について

訪問者ビザの申請方法は、窓口、郵送、オンラインから選ぶことができます。

窓口
東京にあるニュージーランドビザ申請センターに直接申請しに行く方法です。直接なので安心感はありますが、営業時間は平日のみで、8時~14時で終了なので、仕事によっては窓口申請が難しい方も多いかもしれません。本人の代わりに代理人の方が、申請する場合には、所定の委任状が必要になります。セキュリティーチェックが厳しいので、持ち物に注意しましょう。

ニュージーランドビザ申請センター

  • 住所:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-14エディフィチオトーコー4F
  • 営業時間:平日8:00~14:00
  • パスポート、免許証など顔写真付の身分証明書原本が必要
  • 電子機器、刃物などの持ち込み不可のものがあり
  • 申請料5400円(追加で手数料が必要になることあり)

詳しくはこちらへ。
New Zealand Visa Information-問い合わせ

郵送
申請に必要な書類のコピーをニュージーランドビザ申請センターへ郵送して手続きする方法です。パスポートの場合は、原本の提出が求められる場合もあるので、事前に確認するとよいでしょう。申請料については、郵送前に銀行振り込みとなります。その際に振り込み明細書の写しを必要書類と一緒に郵送するか、ニュージーランドビザ申請センターへあてのメールで画像添付して送ります。

申請先

  • 住所:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-14エディフィチオトーコー4F
  • 名称:ニュージーランドビザ申請センター
  • 申請料:5400円、郵送返却料金800円

詳しくはこちらへ。
New Zealand Visa Information-申請方法

オンライン申請

オンライン申請ならば手数料無料で、ニュージーランド留学の申請が可能なのでおすすめです。オンライン申請の場合は、ニュージーランドビザ申請センターではなく、ニュージーランド移民局のホームページから行います。

オンライン申請はこちらへ。
Immigration New Zealand: New Zealand Visas

オンライン申請では、はじめにアカウント登録から必要となってきます。

  • 1.APPLY NOWをクリック
  • 2.LOGIN or CREATE ACCOUNTをクリック
  • ユーザーネーム
  • パスポート
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 秘密の質問

などを入力していき、登録が完了したら、メールが届きますので、それからログインし、「Apply for a visa」からビザ申請をしていきます。

必要書類は全てアップロードでOKなので、原則パスポートの提出は不要なのですが、人によっては、提出が必要になることもあるようです。その際は、申請をしたタイミングでパスポート提出が必要、不要が表示されます。パスポート提出が必要な場合はニュージーランドビザ申請センターへ、パスポート取り扱い手数料を送金した上で、写しを郵送または、窓口に提出しましょう。

オンライン申請料 無料(パスポート提出が必要な場合は4600円)

3.3か月越えのニュージーランド留学&学校と仕事を両立したいなら学生ビザ

3ヵ月以上働きながら、学校に通う場合は学生ビザを取得することになります。学生ビザのアルバイトは週20時間まで認められていますので(許可がおりないこともあり)、留学費用を節約することも期待できます。学生ビザによって、期間は最大4年または5年間まで可能とされ、3つのコースまで勉強することができます。

必要書類

学生ビザの申請には下記の書類が必要になります。

  • パスポート
  • 証明写真
  • 学生ビザ申請用紙
  • 預金残高証明書
  • 入学許可書
  • 学費の支払い証明書
  • 学歴証明書
  • 計画書

パスポート
パスポートは滞在日数+3ヵ月以上が必要です。パスポートの顔写真のページが2部、ビザや出入国スタンプ用のページ、全てを1部ずつ作成する必要があります。

証明写真
パスポートサイズのものを2枚

学生ビザ申請用紙
郵送や窓口で申請する場合に必要になります。ネット上でダウンロードが可能なので、ダウンロードして申請するのが簡単です。学生ビザも、早くて、無料、手間も少ないオンラインで申請は可能がおすすめです。

こちらから申請用紙をダウンロードできます。
STUDENT VISA – GENERAL– JAPAN 学生ビザ一般

預金残高証明書
留学中の滞在費があることを証明するために、留学生本人名義で1ヵ月以内に発行された、銀行口座の残高証明書が必要になります。(または、扶養者名義の6ヵ月以内の通帳など)必要最低限の基準は、36週未満なら、月1250NZ(日本円で10万円ほど)、36週以上ならば年15000NZドル(日本円で約130万円ほど)とされています。希望すれば、各金融機関で英語の残高証明書を発行してもらえます。

入学許可書、学費の支払い証明書
ニュージーランドの教育機関から必要事項が記載された入学許可書が必要になっています。必要事項とは、 コース名およびそのコース終了に要する期間、コース終了までの学費について、フルタイム、パートタイムどちらの学生かなどです。また、学費を支払った領収書も必要になってきます。

学歴証明書、計画書
ニュージーランドへ留学したい意図を書いた計画書や、現在、または最終学歴を示す証明書。

上記に加え、18歳未満の留学生は滞在先の証明書、半年以上滞在予定の方は胸部レントゲン検査結果や、2年以上の滞在者は犯罪歴証明書などが必要になります。

申請方法

学生ビザの申請方法は、窓口、郵送、オンラインから選ぶことができます。

窓口
東京にあるニュージーランドビザ申請センターに直接申請しに行く方法です。本人の代わりに代理人の方が、申請する場合には、所定の委任状が必要になります。

ニュージーランドビザ申請センター

  • 住所:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-14エディフィチオトーコー4F
  • 営業時間:平日8:00~14:00
  • パスポート、免許証など顔写真付の身分証明書原本が必要
  • 電子機器、刃物などの持ち込み不可のものがあり
  • 申請料5400円(追加で手数料が必要になることあり)

詳しくはこちらへ。
New Zealand Visa Information-申請方法

郵送
パスポートの写しを含めた申請に必要な書類のコピーを郵送します。申請料については、事前に銀行振り込みとなります。

申請先

  • 住所:〒105-0021 東京都港区東新橋2-3-14エディフィチオトーコー4F
  • 名称:ニュージーランドビザ申請センター
  • 申請料:5400円、郵送返却料金800円

詳しくはこちらへ。
New Zealand Visa Information-申請方法

オンライン申請
オンライン申請は学生ビザも手数料無料で、ニュージーランド留学の申請が可能です。ニュージーランドビザの申請サイトから「Apply for a visa」を選んで入力していきます。

訪問者ビザと同じく、パスポートの提出は不要なのですが、人によっては、提出が必要になることもあるようです。その際は、申請をしたタイミングでパスポート提出が必要、不要が表示されます。パスポート提出が必要な場合はニュージーランドビザ申請センターへパスポート取り扱い手数料を送金した上で、写しを郵送または、窓口に提出しましょう。

申請料 無料(パスポート提出が必要な場合は4600円)

4.1年間、自由に計画するならワーキングホリデービザ

ワーキングホリデーとは

ワーキングホリデーは、日本と協定を結ぶ国へ渡航し、1年の期間就学や労働、観光など自由にその国の文化などを体感できるプログラムです。ニュージーランドは日本とワーキングホリデーの協定を結んでおり、年齢が18歳以上30歳未満ならばワーキングホリデービザを申請して、行うことができます。滞在期間は1年ですが、農家など所定の場所で働くことで3ヵ月の延長が可能です。ただし、学校に行ける期間は最大6か月となっていますので、6か月以上学校へ行きたい方は、訪問者ビザか学生ビザを取得しましょう。

ただし、就労に関しては期間の制限はないので、働くことを目的としたい場合は、学生ビザや訪問者ビザよりも自由度が高く、1年間働きっぱなしということもできます。しかし、せっかく自由に行動できるビザなので、働く、勉強、旅行をできるだけバランスよく、経験されることをおすすめします。

ワーキングホリデーの条件

ワーキングホリデーには下記にある6つの条件を満たす必要があります。

  • ①:年齢18歳~30歳
  • ニュージーランドのワーキングホリデーは何歳でもできるものではなく、年齢制限が18歳~30歳となっています。しかし、申請時は30歳だったけど、その後誕生日が来た場合は、31歳まで渡航が可能です。基本的に独身者ですが、結婚されている方でも、お子様が一緒でなければ取得できます。

  • ②:パスポートの有効期限が入国する予定+15ヵ月以上あること
  • ③:十分な滞在資金を持っていること(最低NZドル4200~5200ほど必要とされています)
  • ④:過去にニュージーランドのワーキングホリデービザを取得していないこと
  • ⑤:心身ともに健康であること
  • ⑥:日本国籍を持っていること

ワーキングホリデーは国によっては、応募者が多すぎると抽選となることはありますが、ニュージーランドは条件に該当し、申請さえすれば獲得できないことの方が珍しいです。

ワーキングホリデー中の各種期間

ニュージーランドのワーキングホリデーには、さまざまな期間がありますので、混同しないように気をつけましょう。

就学 6ヵ月まで
労働 制限なし
ビザ発行まで 2週間~3週間
ビザの有効期限 1年
ビザの延長 条件を満たせば3カ月まで可

必要書類

ワーキングホリデービザの申請には下記の書類が必要とされています。

  • パスポート
  • 胸部レントゲン検査結果

胸部レントゲン検査結果については、オンライン申請の段階では必要がないのですが、登録後15日以内に必要とされています。移民局の指定医となりますので、仕事や学校がある方は、15日以内で休みが取れそうか事前に確認しましょう。

また、過去にニュージーランドに滞在したことがあり、ワーキングホリデーと合わせて計2年以上となる場合は、犯罪経歴証明書の提出が必要になります。その他、滞在資金が確認できる預金残高証明書を求められることもあります。

ワーキングホリデービザ申請方法

学生ビザや訪問者ビザとは異なり、ワーキングホリデービザの場合は、ニュージーランド移民局でオンライン申請のみとなります。

ニュージーランド移民局はこちらへ。
Working Holiday Schemes-Online Services

「NewUsers」から、

  • 名前
  • メールアドレス
  • ユーザーネーム
  • パスワード

などの必要事項を設定してアカウント登録すると、登録完了メールが届きますので、それから、ログインしてワーキングホリデービザを申請することになります。

ワーキングホリデービザの注意点

ワーキングホリデービザを取得したあとは、1年以内にニュージーランドに入国しないと、1年の滞在が認められませんので気をつけましょう。また、ワーキングホリデー中に途中で他国に旅行に行っても、期間内にニュージーランドに帰ってくるということは何度でも可能です。ただし、他国へ行った期間分延長されるということはありませんので上手に使いましょう。

ワーキングホリデービザを持っていれば、片道航空券でも入国は可能ですが、その場合は、帰りの航空券を購入できる費用があることを証明する必要がありますので、余裕資金を持つまたは口座に入金し預金残高証明書を持って入国するようにします。その他、万が一病気や事故の際には、多額の治療費がかかることがありますので、海外旅行保険には必ず加入するようにしましょう。

※各種ビザの申請方法や必要書類については、変更となることがありますので、ニュージーランド移民局や、ニュージーランドビザ申請センターへ確認した上で申請をするようにしましょう。

オンライン申請では、ニュージーランド移民局のホームページで、アカウントを作成してからの申請したあとも、確認が必要になることがあるので、アカウントのパスワードやユーザーネームなど忘れないようにします。

また、当留学カウンセラーの方でもニュージーランド留学のサポートを行っていますのでお気軽にご相談ください。

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