オーストラリアでのワーキングホリデーには、まずビザの申請が必要です。2017年からワーキングホリデー申請の条件が変更となりました。変更点を含めて、申請のための条件を確認しましょう。
また、ワーキングホリデービザ申請手続きのおおまかな流れも理解しておきましょう。
1.オーストラリアワーキングホリデービザ申請に必要な条件は?
ワーキングホリデービザは、協定国によって申請の条件が異なります。オーストラリアのワーキングホリデービザは、比較的取りやすいビザですが、申請に必要な条件がありますので、確認しておきましょう。
申請できる年齢
ワーキングホリデーの年齢制限は、2016年までは18歳から30歳まででしたが、2017年からは、年齢の上限が引き上げられ、18歳から35歳までに変更となる模様です。この年齢は、ビザを申請するときの年齢です。
参考:【年齢制限は35歳?!】オーストラリアワーホリは何歳まで可能なのか
滞在期間
オーストラリアのワーキングホリデービザは、発給されてから12か月以内にオーストラリアに入国しなければなりません。そして、最初の入国日から12か月間滞在することが可能です。ビザの有効期間中は、オーストラリアを何度でも出入国することができます。
また、地方都市のファームでの農作業など季節労働に携わり、その証明書類を取得すれば、セカンドワーキングホリデービザを申請することができ、さらにもう1年間滞在を延長することが可能です。
そのほかの申請要件
- ワーキングホリデービザは一生に一度しか使うことができません。
- 扶養家族がいる場合は、帯同することができません。
- 滞在費として十分な資金を保有していることが必要です。
- 健康上の基準と犯罪歴など人物審査の基準を満たしていなければなりません。
(過去の海外旅行歴、希望職種によっては健康診断が必要になります)
2.オーストラリアワーキングホリデービザでできることは?
ワーキングホリデーは、若い旅行者が、オーストラリアで働いて収入を得ながら、長期休暇を楽しみ、文化交流をすることを目的としています。ですから、短期の旅行では経験できないような様々な活動に挑戦することができます。
学校に通って勉強しよう
ワーキングホリデービザは、最長4か月間、学校に通って勉強をすることができます。オーストラリアに入国したら、まずは、英語学校へ通って、英語のスキルを伸ばしましょう。英語力次第で、その後のオーストラリアでの生活の充実度が大きく変わりますよ。
参考:オーストラリアワーホリで『最適な』語学学校の滞在期間とは?
仕事をして、収入を得よう
ワーキングホリデービザは、同一雇用主の元で6か月まで就労することができます。2017年からは、同一雇用主の元でも、勤務場所が変われば、1年間就労することが可能になりました。同じ会社で長く働くことができれば、仕事も得やすくなったり、時給もアップしたり、ワーキングホリデーも働きやすくなりそうですね。
参考:オーストラリアワーホリの求人職種+仕事の探し方【必要な英語力は?】
旅行を楽しもう
ワーキングホリデーの最大の目的は休暇です。語学学校で身につけた英語とオーストラリアで働いで得た収入を最大限に使って、オーストラリア国内の旅行を楽しみましょう。各都市を巡ったり、日本では見られないようなオーストラリアの大自然を楽しんだりしながら、じっくり時間をかけて、広大な国オーストラリアを味わいましょう。
参考:オーストラリアワーホリで訪れたい極上のサーフィン・スポット総まとめ
セカンドワーキングホリデーも
オーストラリアでやりたことが多すぎて、1年では時間が足りないという人は、セカンドワーキングホリデービザを取得して、さらにもう1年滞在を伸ばすことができます。
セカンドワーキングホリデービザを取得するためには、ファームでの農作業など季節労働に3か月従事しなければなりませんが、これもまた、オーストラリアならではの貴重な経験です。そして、滞在期間が2倍に伸ばせたら、いろいろなチャンスが広がります。
英語をもっと伸ばしたい、お金をがっつり稼ぎたい、時間をかけてオーストラリアをぐるっと1周見て回りたいなど、2年目はさらに大きな目的を設定して過ごせば、より実り多いワーキングホリデーとなることでしょう。
参考:【オーストラリア】セカンドワーキングホリデービザの概要と取得方法
3.オーストラリアワーキングホリデービザ申請の手順は?
申請の前に
ワーキングホリデービザの申請は、オーストラリア移民局のウェブサイトから行います。発給までの手続きも全てオンラインで行われます。大使館や領事館などに直接出向く必要はありません。
申請を始める前に、有効なパスポートとクレジットカードを用意しておきましょう。申請料は$485となります。支払いは、クレジットカードでの決済となります。申請者のクレジットカードがなくても、家族のカードなどでの支払いも可能です。
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申請は余裕をもって
申請後、審査が終了すると結果がEメールで届きます。期間はだいたい数日から数週間かかります。渡航日を決めたら、余裕をもって早めに申請を済ませておきましょう。
ビザの申請は、全て英語のサイトになります。申請に不備があると、ビザの発給に時間がかかることになります。英語が心配な人は、代行業者もありますので、間違いのないように申請をしましょう。