海外留学を考えている方々の主な動機は「英語を話せるようになりたい」ということではないでしょうか?
そのような方々の多くは「英語学習=アメリカ留学」と決めてしまうため、「アメリカに留学して何をしたいのか?」「アメリカのどこへ留学したいのか?」というところまで考えている方は意外と少ないのが実態です。
しかし、皆さまご存知のように「英語学習」が目的であれば、カナダでもオーストラリアでも英語を学ぶことはできます。
そこで今回は、アメリカ留学を志す皆さまの留学が、英語学習はもちろんのこと、それ以上に有意義なものになるために、知っておきたいアメリカでの留学先の選び方について、ご紹介します!
もくじ
それでは書いていきます。
1.アメリカ留学の都市や場所選びに使える選定ポイント3つとは?
アメリカ留学に興味を持ってすぐの段階では、とにかくアメリカに留学するということは決まったが、 「どこの学校に行くのか」「何をするのか」など、「アメリカに留学する」ということ以外、何も決まっていないという方も多くいらっしゃると思います。
アメリカには4年制大学だけいくつあるかご存知でしょうか?日本の4年制大学の数は800校弱と言われていますが、アメリカでは2,500校以上あると言われています。
2年制大学や語学学校を数に入れるとその数は計り知れません。このように莫大な数の学校の中から、理想の学校を選ぶことは不可能かもしれないと不安になる方もいることでしょう。そこでまずは、これだけは絶対に外せない、下記3点の選定ポイントを考えてみてください。
アメリカ留学の場所選びに使える!選定ポイント3つ
- 予算や期間など、自分の留学するための条件は何か?
- どのような環境で留学したいか?
- 留学終了後、どのような結果を得ていたいか?
この3点を考えると、あなたにあった留学プランが見えてきます。下記がその参考例となります。
- 学費は◯◯◯円の大学に行こう
- 寒いのが苦手なので、暖かい西海岸の都市に行こう
- 英語だけでなく◯◯◯についての知識・経験を身につけて、日本へ帰りたい
さらに詳しく考えてみましょう
このようにして、自分の希望を知ることができたら、次はさらに詳しく考えてみましょう。 例えば以下の項目を自分自身に当てはめてみて下さい。
- 留学する期間はどれくらいか?
- 大学に通うか?語学学校に通うか?
- 英語学習に専念したいか?英語を使い、専門分野を学びたいか?
- 都市部で世界中の留学生と学びたいか?田舎町で現地のアメリカ人と学びたいか?
- 入学しやすい学校を選ぶか?難しい入試を乗り越えてでも希望の学校に入学したいか?
- 滞在方法は、ホームステイか?学生寮か?…etc
最初は単に「アメリカに留学する」としか決まっていなかったのが、 少しずつ自分の希望や条件を考えることで、 より現実的な留学先の選定基準が定まってきたのではないでしょうか?
2.アメリカ留学で日本人に人気な都市10選
先ほどの項目で、留学スタイルや留学先の選定について、 かなりステップを進めることができたのではないでしょうか?
そこで、次の項目では、日本人に留学先として人気のある都市の中から、 特に人気の高い10都市の特徴をご紹介します!
1位:ニューヨーク(ニューヨーク州)
ニューヨークの1番の特徴と言えば、多様性です。世界屈指の大都市とあって、どの学校に通っても、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界中から来た留学生と交流することができます。
これだけの多様な人々が集まっているため、 路地一つ入れば、チャイナタウンなどアメリカにいながら世界中の雰囲気を味わうこともできます。 また技術や芸術の最先端の地としても知られ、様々な刺激を受けることができるに違いありません!
ニューヨークにある語学学校を探す
2位:ロサンゼルス(カリフォルニア州)
西海岸に位置し、雨が少なく一年を通して過ごしやすい気候が特徴です。サンタモニカビーチで週末を過ごすなど、いわゆるアメリカらしい生活がしたい方にオススメの街です。ディズニーランドやユニバーサルスタジオもこのロサンゼルスにあり、「アメリカを楽しむ」という点においては、誰もが満足出来る街だと言えます。
ロサンゼルスにある語学学校を探す
3位:ボストン(マサチューセッツ州)
ボストンと言えば、ハーバード大学やマサチューセツ工科大学、ボストン大学など世界屈指の有名大学がある街として知られています。そのため、有名大学が集まる街だけあって、街全体として学習意欲の高い方が多く、切磋琢磨して成長できる友達もできるかもしれません。大学によってはオープンイベントを開催しているところもあるため、有名大学の雰囲気に触れ、日本では感じられない刺激を感じられることでしょう!
ボストンにある語学学校を探す
4位:サンフランシスコ(カリフォルニア州)
日本でも有名な海外ドラマ「フルハウス」の舞台ともなったサンフランシスコ。このドラマを見て、アメリカでの生活に憧れた方も多いのではないでしょうか?
公共交通機関も充実しており、短期留学としても人気が高い街です。また、iPhoneで有名なApple社を筆頭に様々なIT企業があるシリコンバレーも近くにあり、多くの最先端のビジネスが生まれ続けている地を身近に感じられることも、カリフォルニアの大きな特徴と言えます。
サンフランシスコにある語学学校を探す
5位:サンディエゴ(カリフォルニア州)
サンディエゴの特徴としては、フレンドリーな人が多く、のんびりと過ごすことができることです。しかし、ロサンゼルスからも比較的近く、普段はのんびり過ごしたいけど、週末は都会で遊びたいという方にオススメです。
また、メキシコとの国境に位置しているため、メキシコや南米出身の人が多く、街には英語だけでなくスペイン語での表記もされています。そのため、英語とスペイン語を同時に学ぶことができるため、一度の留学で、バイリンガルを通り越して、トリリンガルを目指すことも可能です!
サンディエゴにある語学学校を探す
6位:ポートランド(オレゴン州)
自然を愛する人が多いこの街は、オーガニック商品を扱うレストランやスーパーが多く、健康と環境を心がけるロハスな思考を持った方にはオススメの街です。街の大きさも大き過ぎず、小さ過ぎずというサイズで、治安も良く生活もしやすいという点から、長期留学に向いていると言えます。
7位:シアトル(ワシントン州)
野球、フットボール、サッカーとスポーツが盛んなことで知られており、シアトルマリナーズでは現在も日本人選手が活躍しています。また、スーパー、本屋、レストランなど多くの日系のお店があり、日本人にとってかなり住みやすい街だと言えます。
8位:サンタバーバラ(カリフォルニア州)
海と山に挟まれたこの街は、ビーチで泳ぐことも、山にハイキングに行くにもアクセスが良く、自然に囲まれて生活したという方にオススメです。またワイナリーが近いことからワインが美味しいと有名でもあり、美味しい海の幸や山の幸とワインを味わえるのも、この街の特徴と言えます。
9位:ホノルル(ハワイ州)
日本人の旅行先としても大人気なので、ハワイでの生活に憧れている方も多いのではないでしょうか?旅行客を中心に多くの日本人がいるため、初めての海外生活に不安に感じている方でも安心です。また、憧れのハワイに旅行ではなく留学生として滞在することで、地元の人しか知らないような場所にも詳しくなれるかもしれません!
10位:シカゴ(イリノイ州)
この街はニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ3番目に大きな都市であることから、スポーツ、音楽、芸術となんでも揃い、それぞれに歴史があります。シカゴと言えば、ブルースとジャズが盛んで、小さなバーでも本格的な生演奏を楽しむことができます。学校終わりに音楽を聴きながら、小さなバーでリラックスという生活はいかがでしょうか?
以上、10都市ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?同じアメリカでも都市により個性がかなり異なり、全くの異国と感じることもあることでしょう。
アメリカならどこでもいいと投げやりに留学先を決めるのではなく、皆さまの学習内容や生活環境などの希望に合う都市を見つけてください!
3.成功するアメリカ留学!英語学習+αの経験するための都市の選び方
これまでの項目で、どんな留学スタイルが自分に合っているのか、一言にアメリカと言っても、どんな都市があるのかについてご紹介しました。
せっかくアメリカに留学し、英語を習得するのですから、その英語を活かし+αの経験をすべきだと断言できます。
「VISIT(訪問する)」と「STAY (滞在する)」
留学経験者が留学を終えて帰国した際に実感することが「VISIT(訪問する)」と「STAY (滞在する)」この2つの単語の違いです。
旅行で行くだけでは感じ取られないことも、滞在することで感じ取ることができることは多くあります。そのため、皆さまはアメリカ留学でその地に一定期間滞在することになるため、その地で何をすることができるのかをしっかりと考え、留学先を選定すべきだと言えます。逆に言うと、何をしたいのかを考え、そのことを実現することができる都市を選ぶ必要があります。
理想の自分を思い出す
まずは、最初にアメリカ留学を志した際にイメージした理想の自分を思い出してみてください。「人種問わず多くの友達囲まれてる自分」「バックパッカーとしてアメリカを縦断している自分」など様々あると思います。誰もが英語を話せるだけの自分ではなく、英語を使って何かをしている理想の自分をイメージしたはずです。
皆さまがアメリカ留学を終え、帰国する際に、その理想を叶えているためには、どの都市でどんな生活をする必要があるか考えてみてください。そうすることで、英語学習だけでなく、+αの経験をすることができる、皆さまに合った理想の都市を選ぶことができることでしょう!
まとめ
アメリカにはスポーツや音楽、芸術に食文化と様々な世界最先端のものが集まっています。日本では地元のローカルチームの試合しか見られなかったスポーツも、アメリカではそのローカルチームが世界有数の強豪チームということも珍しくありません。
今までは何となく興味があったという程度の趣味にも、世界レベルのものに触れることで、また違った価値観を得られることでしょう。ここで、もう一度自分は何をしている時が楽しいのかについて振り返り、自分に合った留学先を選んでください!